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 大村亘 ドラマー/作曲家 


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CAMPFIRE掲載のクラウドファンディングについて

こんにちは!

この度CAMPFIREのサイトでインドの貧困層の子供達に音楽交流を届けるというプロジェクトを掲載させて頂きました。


サイトのページにプロジェクトの概要等書かれていますが、こちらでこのプロジェクトに至るまでに自分が国内外で活動して感じてきた事の一部インド辺を少しだけ記録しておきたいと思います。

あらゆる価値観が変容しながら貧富の差が広がり続けている昨今ですが本当に意味のある人と人との繋がりとはどこにあるのでしょうか?

ネットの数字の印象で発信されたものでその発信物の価値の印象が勝手に決められ、さらにはAIの登場により物凄い速度で進化する無数のアルゴリズムにより人は自分自身で考えているつもりでも、勝手に分析されてフィードされた情報の水槽の中で泳いでいるだけという状態に居る人も少なくないのではないでしょうか。
(少なくとも自分もそうなのではないかと、いつも疑ってます。)

そんな中で僕はとある縁でインドのスラム出身の子供達にボランティアでリズムのワークショップをする機会に恵まれました。

彼等はいつも目を輝かせその時間を楽しみにしてくれてました。
教える事全て、こちらが疲れ果てるまで何度も笑顔で反復練習してくれました。
そして日本はどういうところなのかと心の底から興味を持って聞いてくれました。

一家を支えるお父さんは、
『いつか子供達に日本も見せてあげたい。旅費はどれくらいかかるかな?』

大体の航空券の値段を教えると、
『何年もかかるなー。』と空笑顔だったのは昨日の事の様に思い出します。
(お父さんの月収は1万円程です)

そんな子達も10代半ばになり、純粋に音楽に打ち込んで来たせいか、地域のパーカッションコンテストで賞を貰ったりと活躍する様になってきました。
それでも、彼等の音楽を純粋に楽しむ初期衝動、あの好奇心旺盛な笑顔は変わりません。

世界中にはそんな子供達が沢山いると思います。
そして、個人的にそのほんの一部を見てきて、幸運にも関わりを持つ様になりました。

今回は日本からもう1人、そしてニュージーランド出身のピアニストでオーストラリアで大活躍中のミュージシャン1人の計3人で、そんな子達の原動力になる何かを届けたいと思います。届けた僕らもきっと彼等に何かを教わり、それを僕たちが普段暮らす経済圏の価値観の中で逆フィード出来ると信じています。

宜しかったらご支援頂けたら幸いです。




by koomuraa | 2019-12-12 17:13 | Trackback | Comments(0)

AIR Splash魚津2019を終えて

毎年行われているピアニスト中村真さん主催の魚津ミュージックキャンプ。

今年は新たにAIR(Artist In Residence)と名前を変え9泊10日に亘るミュージシャン、ダンサーそして演劇分野の方々が自主的に創作活動を行いながら共同生活をするというイベントにゲストアーティストとして参加させて頂きました。
恒例では講師として招聘されるのですが、今年度からはゲストアーティストという呼称に変わり、それもこのAIRが生み出したい価値観に基づいているのかと思います。
何かを教える事は個人のフィルターを通じた絶対的な知識を提示するのではなく、対等な立場で知識を共有する事。教える側こそ学びの初心を忘れず取り組み、学ぼうとする側は受け取る知識から想像力を膨らませ、クリエイティブな疑問を投げ返す事が健全な学びの場と信じています。

それも踏まえて自分個人が取り組んでいる専門分野から新たに開拓しようとしている分野、左脳比重の強い題材から右脳寄りのものから満遍なく議題を変えてあらゆるセッションを展開させて頂きました。

自分はリズムの探求を続けているので、その素材となる音符の世界を顕微鏡にかけ、3連符、5連符、7連符、またはそれらを割り切れない数で分割(例えば5連符を3つで割ったり4つで割ったり)する事によってどの様なリズムの模様が生まれてくるのか、を主に題材にしました。リズムは周期であり、身の回りに無数に存在しています。地球の回転周期からカレンダー、時計の針、デジタル時計の数字から砂時計、腹時計。ありとあらゆる輪廻の中で人は何かを想い、感じ、行動しては眠り、生きては死んでいく。森羅万象すべてのものが様々な周期で廻っていると考えても良いかと思う中で、極めてミクロな拍をどの様に割って装飾したら何になるか。どんな感情を刺激するのか。思考を疲れさすのか、目覚めさせるのか。と言うところを考えてこの分野の僕なりの視点からのセッションをしました。これらの感覚を少し広げる意味でもインドのリズムサイクルについても触れされて頂きました。北インド古典の16拍、10拍、7拍サイクルのデザインを感じる事で事の周期性を考えるきっかけになれればとの意図でした。

上記を左脳的な作業と考えると、それにカウンターバランスさせる為に右脳的な部位を刺激する瞑想セッションも行いました。ロジカルな分析からの明確な説明のない意識の世界のマッサージとでも言えば良いでしょうか。
結果左脳的なトレーニング取り組むための一種の思考の浄化作業でもあるので左右のバランス取りに良いかなと思い取り入れました。不思議なもので参加者の方々はこのセッションが終わってやたらすっきりしていたり、脱力しきって起き上がらなかったり、そのまま眠ってしまったりなど、それぞれユニークな出口が待っていました。

他には、自分1人の主観をずっと垂れ流すのもアンバランスかと思い、近年僕が渡印中何度かインドを訪れてくれているギタリストの生島くんと対談形式を取る事により、インドならでは感じ取れる体験談を通じた意識の変容、気付き、己の中での何かしらの悟りを彼のフィルターを通して皆さんと共有してみる機会も設けました。

ゲストアーティスト枠のワークショップでは『時間』感覚について主観と客観の並列や、「時」そのものを取り巻く数字の法則について、そしてそれぞれが感じる「時」の中で何に焦点を当てて調和的なものを創れるかなど参加者に実験参加して頂いたり、音楽を聴く時間の中で感じ取る時の流れの印象の違いなどを味わって頂きました。

これでもかなり要約した方なのですが、振り返れば色んなアウトプットとインプットのソケット作りのきっかけを提供したいという気持ちでワークショップやセッションをデザインしていたら、この様に至ったまでです。

自主性を重んじるのがこのAIRの価値。
情報過多な現代社会。リアリティーのある経験やコミュニケーションが希薄になりつつある中で表現をする事から周りの人達とどう関わり調和できるのか。もしくわ、不調和が生まれてもそこから何を考え立体的な視点に昇華していくのか。

それらを信じこの様な場所を提供してくださった中村真さんはじめスタッフの皆様に心より御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

by koomuraa | 2019-09-21 16:22 | Trackback | Comments(0)

インドでのちょっとした思い出

『そもそも何故インドに行き始めたんですか?そして、何故行き続けるんですか?』

よく聞かれる質問です。
長い歴史を持つタブラの言語を習得したい。
が主な理由ですが、他にもあります。

僕が渡印する前の2012年は震災からの一年後、ここでわざわざ言葉にしなくても、多くの人々にとっては不安に苛まれながらも前に進むしかないという時期だったのではないでしょうか。単純に言葉では語れないわだかまりが社会全体に渦巻いてた様に記憶しています。

その時周りからよく耳にした不安や不満の言葉に自分の精神が疲弊していくのを露骨に感じていました。
このままではまずいなと、環境を変えなければ蟻地獄に吸い込まれてしまう、という感覚でした。
誰のせいでもなく、上記の渦巻いていた何かに。

インドに出向くようになり色んな事が起きました。
日本での仕事を沢山断ってでも行き続けようと思うようになりました。
そもそも、演奏して稼ぐ『仕事』ってなんだろう?
と自問するようにもなりました。

現代は経済的な歯車で社会が回っているので、共通価値のお金を無くしては自由に行動出来ません。
なので、人は自由と時間を勝ち取る為に自由と時間を犠牲にしながらでもお金を稼ごうとするのかもしれません。

そんな滑稽な矛盾は現代人の誰しもが抱えていて、僕も例外ではありません。
それに思わぬ形で気付かされるわけです。

とあるムンバイでの出来事に。

ムンバイにあるハコで殆どギャラの出ない演奏をお願いされる様になりました。
国際的に様々なミュージシャンが出入りするのですが演奏レベルは千差万別です。
演奏技術が乏しい人は乏しい、素晴らしい人は文句なしに素晴らしい。必然的にその晩の音楽的内容はちぐはぐになる事もあります。レベルのスペクトラムの振り幅が広いが故に。
それは思っている以上にチャレンジングな事で、上手い人達や、自分とセンスが似通う人達と一緒に演奏するより遥かに難しいのです。
それでもそのハコの仕切り主さんは、
『今日も聴きに来てくれた人の魂の洗濯が出来たね。』と微笑んでいました。
この時、個人的にはその言葉を素直に受け止めれませんでした。
音楽的な内容が自分の思う理想に近いもの、又は程遠いものと混沌としていたからです。

そんな彼にとある日曜日の午後お誘いを受けました。

『スラムの子供達に音楽を教えてるんだ、君も来ないか?君が彼らに伝えたいリズムなりなんなり自由にやってみてくれ。』

戸惑いましたが、出向きました。

そこには4人のスラム出身の男の子達が待っていました。
とりあえず、シンプルなリトミックみたいな事を始め、色んなフレーズを少しずつ発展させながらキャッチボールするような形で音遊びが始まりました。
その時のその子達の澄んだ瞳と、音楽が楽しくてしょうがないという表情ほど溌剌としたオーラは後にも先にも見た事がありません。
瞬く間に2時間近くが過ぎ、満面の笑顔でお礼をされ彼らはスラムへと帰って行きました。

後で彼らの父は1ヶ月、アメリカドルで$100に満たない月給で一家を支えている事を知りました。
そんな中で音楽が彼らの心の中で踊り、その一瞬一瞬を楽しみ、なんとも形容出来ない見た事のない純粋なそのエネルギーに、逆に自分の魂が洗濯された感覚を覚えたのです。

数日前、自分の小さな音楽的理想像の為に、『人の為に音を届けるとは何か』という本質的なメッセージに気が付いて居なかった自分に気付かされるわけです。

芸術的な理想や、この世での名声、評価は全て一過性のもので、如何なるものでも主観に囚われる事で大切な何かを見落としてる事もあるんですよ、とインドはその子達の素直な笑顔を通してそっと囁いてくれたのかもしれません。

『スラムの子供達に教えないか?』

いや、最初から僕の方が教わる立場だったんです。
インドってそんな事ばかり起こります。

なので、来年もフラリと行ってきます。


by koomuraa | 2018-12-07 13:01 | Trackback | Comments(0)

僕がインドに来た理由

僕がインドに来た理由_e0210611_12471234.jpg

インドの偉大なタブラ奏者、アララカの言葉。(写真右)

And in your quest to be different, you will expand.
『違う冒険をすることで、あなたは拡張していくことでしょう。』

そして、この写真を拡張。

僕がインドに来た理由_e0210611_12534451.jpg

これくらい音楽に入り込まなければ。良い顔してますね^^

とある著名なミュージシャンが生前の彼を、
Alla Rakha is the Einstein, the Picasso; he is the highest form of rhythmic development on this planet.
『アララカはリズムのアインシュタイン、そしてピカソ、この地球で最も進化したリズムの化身。』
と表現してた様です。

僕の音楽人生のある時期に、何を聴いても面白くなく、感動・感化されにくくなった事がありました。その時期に彼の演奏録音を聴いてとても勇気づけられたものです。

インドでこの人の意思を受け継いでいる人を探してみよう。
というのが、僕のインドへの旅の始まりでした。
by koomuraa | 2014-02-28 13:08 | Trackback | Comments(0)

ムンバイのとあるレストランでテイクアウトをオーダーした時の出来事

今日はいつもご贔屓にしている食堂とは別のレストランに入りました。

更に、いつもはその場で食べるのですが、今日は持ち帰ってゆっくり食べようと思い、テイクアウトをする事に。

さくっとメニューを見渡したら、
本日のスペシャル!
中華風鶏肉炒めとライス。

普段マサラとコリアンダ、クミンとマスタードシード等が効いたカレー風味のものばかりだったので、たまには中華風も良いなと思い迷わずオーダー。

レストランは三階建てで僕は二階の客間に通され、そこで待っててと言われる。
何故わざわざ二階なのかは謎だったが、そこは鏡ばりで(インドではその場所を大きく見せようと鏡ばりにしているところを見かけたりする。)冷房も効いてたので居心地も良さそうだった。
『サービス良さそうだ』と心の中で呟き、空腹の最後のひとときを楽しむ事に。

たまたまその客間には僕と、オーダーを取ってくれたウェイターしか居なかった。
客席は10程あったが全て空席。
そして、新しめのワイドスクリーンのテレビモニターが有り、衛生放送らしき機能も付いていて、最新の映画が映し出されていた。

ウェイターのお兄ちゃんはどうやらそれに夢中な様子で、チャンネルをばんばん変えて行く。

この映画にしようか、これも良いな、あれも良かったな、いや、やっぱこれかな、いや、やっぱさっきのだな、いや、待てよ、その二つ前のも良かったな、いや、やっぱ最初のだろう、、ん?これは何だ面白そうだ、いや、さっきのどうなってたっけな。。。いや、やっぱこれだ。

と落ち着いたのは。。。ハリウッドか定かではないが、ヒンディー語に吹き替えられたアメリカのスリラー・アドベンチャーもの。

話の筋は以下のような感じ、
ジャングルの湿地帯で何者かに(おそらく巨大な蛇かワニか何か)襲われ、移動中のボートをひっくり返された挙げ句、仲間の一人は食われ残った3人は樹に避難。
どうしよう、どうしよう。。。と慌てふためいてる様子。

そのあまりに安い筋書きに僕は少しほくそ笑んでたが、ヒンディー語吹き替えなので良い勉強だと思い見入る事に。

そして、見入ってるのは僕だけでない事に気付く。
鏡越しにウェイターお兄ちゃんがテレビのリモコンをいじり始め、音量をMAXまで上げて行く。
こういうスリラーアドベンチャーは観客の集中力を引きつける為に中々怪物を登場させない。
少なくとも序盤から中盤にかけては緊張感を張りつめさせるのがこの手の映画の常套句だ。

そのからくりにまんまとはまったような様子で弱冠口を開け、生唾を飲み込みながら見入るウェイターのお兄ちゃん。

映画と時間は進むにつれ僕の空腹度も増してくる。。。
朝食は午前8時半で今は午後の3時半。
時間は10分20分と経過して行く。。。
いっこうに注文したものは出てこない。

二人で映画に見入る間、お店の内線らしき電話がリンリン鳴る。
ウェイター取る気配が無い。
おかしいな。。。別の電話なのか。。と思いながらウェイターを鏡越しに眺めると、その眼差しはテレビのスクリーンに釘付けである。
2分程して、また先程の電話と同じ内線らしきものが鳴り始める。。。
またしても電話の存在を完全に否定しているかのようにウェイターのお兄ちゃんは映画に釘付け。

この間、映画の話の筋に進展は殆ど無い。。。

1分くらいして更に電話が鳴るがすぐに切れ、別の着信音が鳴る。。。
ウェイターを見つめるとポケットをゴソゴソし始め、携帯電話を取り出す、一瞬見つめるが取らない。。。
そして、視線はまた映画に。

この人完全に仕事を放棄してる。

と、憶測したが、いやそんな失礼なことを憶測で決めて人を判断してはいけない。。と反省の念を心の中で唱えた矢先。。。。

一階から別のウェイターがどたどたと階段を上がって来て、
『お前呼んでるだろ、オーダーもう出来てるから取りに来いよ!』
と言われはじめる。

僕の憶測、図星だった。

渋々ウェイターのお兄ちゃんは部屋を後に一階に僕のオーダーを取りにいく間際も、ドアから顔が出て行くギリギリ迄スクリーンを見ながら足早に階段を降りて行き、テイクアウト用の紙袋を持って戻って来た。
ニコニコして僕にオーダーを渡してくれるも、眼差しははまたテレビスクリーンに早々に戻って行った。

レストランを出て、部屋に戻り、そのオーダーしたものを食べ始めたらとても美味しかったが、
中華風鶏肉炒めはコリアンダとマサラがとても効いており、俗にいうカレー風味であった。

量は盛り沢山で大満足な昼食でした。

この話をインド在住20年のアメリカ人のおっちゃんに話したら、
『日本の完璧なサービス精神とは対称的な、インド式のサービス精神を見れたね。がはははは』
と笑われ、満腹感と文化比較を楽しめた日曜の午後のひとときでした。

写真は昼食後近所のインド人の子供たちとパーカッションで遊んでるところ。
ムンバイのとあるレストランでテイクアウトをオーダーした時の出来事_e0210611_0253765.jpg

by koomuraa | 2014-02-10 00:25 | Trackback | Comments(0)