大村亘 ドラマー/作曲家 


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『なに』ではなく『どのように』

こんにちは!

1月19日の夜更け、僕はまたインドという摩訶不思議な大地に足を踏みおろしました。
空港を出た時の濃厚な空気、鳴り響くクラクション、野良犬、大量の人を目の当たりにすると、違う惑星に来たかの様で心も摩訶不思議な踊り方をしていました。
4日程経ちましたが、既に数週間時間が経過している錯覚に捕われております。

早速グルジとのレッスンが始まり、兄弟弟子達のレッスンを横で見学したりしてきましたが、目の前で見るグルジの圧倒的なリズム感、音質、音圧、超絶技巧、どれをとっても人間業とは思えない凄まじさで脱帽です。

そりゃみんな挨拶の時に跪いて、土下座状態で足をさわりにいきますわ。。。(インドではプラナームという目上の人に敬意を示す挨拶で足を触りにいく習慣があります)。

兄弟弟子達と会話を交わしていると、
『いくら同じ音節を同じスピードで叩けるように練習して出来るようになっても、グルジの音は別次元で追いつけない。』

確かに、凝縮された表現の情報が瞬く間に演奏されていくグルジの指先は、何か自然現象を目の当たりにしているようで、どうやったらあのレベルまで表現力を上げる事が出来たのだろうか?と首を傾げてしまいます。

そこにはやはり、グルジの『何』では無く、『どのように』が関わってるのかと。
何を叩いてるのかではなくて、どのように叩いているのか。
何を聴いているのかではなくて、どのように聴いているのか。
何を感じているのではなくて、どのように感じているのか。

話は逸れますが、先日駅でグルジの家への1ヶ月分の定期を購入しました。
下宿先からグルジの家まではJRの距離で解りやすい例えだと、新宿〜国立といった距離です。

その値段なんと120ルピー。日本円で約200円。
そこで僕は考えました。

これから先、人生で時給600円のバイトをする事になっても1時間でグルジの家に通う3ヶ月分の交通費を稼げる訳だから、感謝して生きれるなと。

勿論、それぞれの国の経済状況、インフラに関わる資本、物価、は相対的であり、価値基準は置き換えがたいものがありますが、上記に記したものはあくまで『何』であって、時給600円=グルジの教えを請う為の3ヶ月分の交通費という感じ・考え方が、『どのように』に当てはめれないかなと。

表面的なものの価値基準が強い資本主義の社会の中でも、同じ表面価値のものをどのように感じて、どのように扱うかによって、人生大きく変わってくると確信したのでした。

言うは易し、行うは難し、ですがこの先3ヶ月とりあえずこの理念を念頭に練習に没頭したいと思います。

P.S. カレーは悩殺クラスに美味いです。どうやって作ってるのでしょうか?
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# by koomuraa | 2014-01-23 14:48 | InDiA

ドラムレッスンについて

箇条書きですが、ドラムの基礎テクニック向上の為のレッスン内容の概要を記載いたします。

・Stick Control/Syncopation等、使い方によってはいくらでも練習法が見つかります。
この基礎教材をどこまで使いこなせるか、色々教えます。

・メトロノームの使い方。メトロノームは使い方によっては他の楽器と一緒に演奏してるかのような感覚になれる使い方もあります。イマジネーションを使って、楽しくメトロノームを活用した練習法を教えます。

・ルーディメンツのドラムセット応用法。
シングルストロークからスイスアーミートリプレット、そのままドラムセット上でオーケストレーションを施すだけでなく、ちょっとして工夫でシンプルな手順が摩訶不思議なフレーズに変わる仕組みを教えます。

・音楽的なアプローチとドラム小僧的なアプローチの違いを考察。
いくらたくさん手数を持っていても、稲妻の様に速くたたけても、その場で表現されようとしている音楽にマッチしなければ意味がありません。ドラマーはドラムの可能性に執着しすぎるところもありますが、音楽を生かすためにはどうすればいいか。共に考えていきましょう。

レッスン時間・場所・費用など、詳細を求める方は以下のメールアドレスまで是非気軽にご連絡ください。
kojazz0829@gmail.com
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# by koomuraa | 2013-10-20 15:42 | LeSsOn

プライベートレッスンの内容について

僕個人のレッスンコンセプトは、

「主観的な視点では気付きにくい要点を発見し、アドバイスを与える。」

ことです。

なので楽器は問いません。

・何をすれば現時点の能力からステップアップ出来るかを考えていく思考工程を設ける。
・リズム感、タイム感はどんな音楽の分野、楽器においても重要な要素です。そのトレーニング法を何通りも教える。
・作曲、アレンジなどコンボや小編成のアンサンブルの創り方。

単発、不定期のレッスンも大歓迎です。

レッスン時間・場所・費用など、詳細を求める方は以下のメールアドレスまで是非気軽にご連絡ください。
kojazz0829@gmail.com
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# by koomuraa | 2013-10-20 15:32 | LeSsOn

Bungalow 2nd Album "Past Life"発売にあたって。

2009年に結成したBungalowですが、はてさて早くも2枚目の作品が世に出回ろうとしております。

発足当初はみんなで楽しく旅をしながら音楽をするという、
『これ一応僕たちの仕事なんだよね?こんなに楽しくて良いのだろうか?』

と顔を見合わせる事も多々ありました。

何故かというと、ツアーに出るとサウンドチェック・ライブ時間外は移動時間と自由時間で、
それはそれは結構な怠慢な時間を過ごす事もあるのです。

旅の工程上中日が空いたりすると、娯楽として、
カードゲーム(UNO,大富豪), テレビゲーム(マリオカート(恥ずかしい))、絵描きゲーム(お題を出しメンバーでそれを描写する。このコーナーでピアノの佐藤君に『画伯』の称号が賞与される)
メンバーそれぞれ、画伯を筆頭に、絵に関しては非凡では無い才能しか発揮出来ない皆様なので、大体理想と現実とのギャップで腹を抱えて笑い、アートセンスより腹筋しか鍛えられないという不思議な時間を過ごす事になったり。。。

とても健全でしょ?(というか子供っぽい)

こんな珍道中を繰り広げながらも、往年地方で僕たちの書く新しい曲達を聴きに来てくださる皆様には本当に感謝しております。
1枚目が出た時は、
『どうしてCDの曲をほとんど演奏しないのでしょうか?』
と、問いをよく投げかけられました。

僕たちの場合、新曲が次々に出来てしまうのでCDがプレスされてツアーに出る頃には収録されたものはもう遠い過去の表現形態になっているので、突っ張って新しいものばかりやっていました。
申し訳ありません。今回のリリースライブでは更に新しいものと、勿論収録されたものも多々演奏する予定です。

そして、2枚目のリリースに貢献していただいたレーベルスタジオソングスの岩崎さん。
素晴らしいバイタリティと知性の持ち主で良いパートナーに巡り会えたと思います。

その岩崎さんと繋げていただいた、音楽評論家の中川ヨウさん。
ここ数年、彼女の主催するイベントでBungalowを取り上げて頂いたり、ライブをブッキングしてくださったり、僕たちの成長を手助けしていただいております。

表記し始めるときりがないので、この辺にしときますが、数えきれない程の人々に温かく育てられてる気がします。

こんな形で色んな方々のサポートあってこその2枚目。(1枚目もそうでしたが、今回はその波紋がより大きく広がってるような気がします)

アートとしての熟練度云々はその時代と、その瞬間に体験する(観る、聴く)人々により絶えずめまぐるしく変わるのでどう捉えられるかは僕らの知る由でも、懸念する部分でも無いですが、自信をもって言えるのは、

とても良いエネルギーの詰まった、とてもいいエネルギーを纏った作品です。(決して胡散臭い壷を売ろうとしてる訳ではないので心配なく)

是非一聴してくださいね。(全国のタワレコの店頭で取り扱っております)
店頭に並ぶのは10月16日です。

写真は内ジャケからの切り抜きです。
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# by koomuraa | 2013-10-06 14:24 | thoughts

インドで音楽を違う角度から見せられる

ここ2週間はレッスンが11連ちゃんという非常に濃い時間が続きました。

その相間にムンバイでのセッションにあちこち行ったり、John McLaughlinのバンドのドラマーのRajit Barotさんのスタジオに呼ばれ、わいわいセッションしてはインド中華をしこたま食べたり。

充実しきっているインド生活。
しかも、めちゃ食べてるけど何故か太らない。。。

グルジも言ってましたが、
『日本からインドに来るやつは沢山食べてるのに太らないんだ。不思議だ!』

ぼくも、こっちに来て2回程お腹壊してるので、弱冠『細菌ダイエット』みたいになってるのかな?

なにはともあれ、そんな生活の中で考えさせられる出来事に遭遇しました。

ムンバイの電車の中での出来事です。

いつもに比べては空いてる感じでした。解放されっぱなしのドア付近に立って身体を半分外に出すと、風が当たり気持ち良いので空いてるとその辺りにいつも居ます。

停車した駅で裸足の若い女性が乳飲み子をだっこして乗車して来ました。
着古された感じの服を着ていて、明らかに貧困層の住民でした。
彼女は手にカスタネットのようなパーカッションを持っていました。

そのカスタネットで、リズムを叩き出し、歌を歌い始めました。

余談ですが、僕はいままで世界中(ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジア)の多種多様な文化の中で一流と呼ばれるミュージシャンを身近で見たり聴いたり、友達になったり、中には幸運に恵まれ、一緒にステージを共にする機会にも恵まれて来ました。

なので、
何が良い音楽で、何がそうでないか』という嗅覚は良い意味で養われて来たと思っています。

その、いままでの蓄積した知識と経験を吹き飛ばすようなリズムと歌を彼女は目の前で披露してました。

決して派手ではなかったです。
自己主張や、押し付けがましさは全くなく、
シンプルで、正直で、『静かな生命の灯火』を感じるような音楽でした。

カスタネットのタイム感は超一流でした。
ぶれなく、芯があって、強いが、果てしなく柔軟で。。。

歌い終わると彼女は手に持った錆びれた缶を持ち、乗客に廻ってお金を恵んで下さいと歩き回ってました。

その刹那、こちらで出来た友人と先日交わした会話が脳裏を巡りました。

友人D『インドは労働環境が劣悪なところも多く、労働者は怪我して働けなくなったりするんだよね。手や足が無い人達を良く見かけるだろ?そういう人達の家族も可哀想で、一家の稼ぎ手が働けなくなると、妻は子供と街に出て、物乞いしたり、売春したり。。するんだよね』

僕は憶測で色々考えました。
彼女はそういう環境の中で歌う事だけで、かろうじて生活を繋げようとしてるのだろうか?
子供が病気したら、医療費も払えないんだろうか?
乗って来た駅がスラムの近くの駅だったのでスラム街の住人だろうか?

しかし、一番思ったのはあの音でした。
練習したりして身につけたものではない音。
なにか、原始的で、生命の鼓動に一番近いような音。
聴いた事ないような音。

彼女はきっと、無心で、抱きかかえる赤子の鼓動を繋げる為だけにあの瞬間歌ってたんじゃないかなと。
お金では買えない、とても大切な何かを見せられた気がしました。

そこで、いままでの自分や、身の回りの環境、人々の音楽観ががらりと変わるような感覚にとらわれました。

練習するのは何故か?
テクニックを身につけるのは何故か?
逝去した偉人の知識を借りて研磨するのは何故か?
方法論を学ぶのは何故か?
今最新型や流行のスタイルを聴いてそれに似せたような音を出す/出したがるののは何故か?
キャリアを考え、広告活動したり、コネクションを広げて行くの何故か?

。。。。。。。。。。その先には何が待っているのか?

彼女の歌とリズムに秘められた、『大切な何か』が無ければ上記のものは全く無意味なんだな。
とさえ感じました。

人それぞれにはドラマがあって、理由はどうあれ自分の信じる道を進んでるんだと思います。
彼女は着飾る事なく、自分の現状を受け入れ、歌っていただけ。
だから心に響いたんではないかなと思います。

インドに居ると不意をつかれる様な経験によく遭遇します。
だから、ここは世界中の人々が来たがる場所なのかも知れません。
色んな背景の人々が、それぞれの求める何かを求めてはここに来て、
全く予想しなかったような美しさや醜さも目の当たりにする。

音楽をする上で上記の経験を回想していた数日後の夜、友達にになった若手のミュージシャンの一言が心に残りました。

『僕は音楽家で、勿論楽器を通じ音楽ももっと上手くなりたいけど、
それ以前に人間として精進したいな〜』

彼も素晴らしい音を持っていました。

終電間際のムンバイMahalaxmi駅のプラットホーム。
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# by koomuraa | 2013-03-25 14:13 | InDiA