大村亘 ドラマー/作曲家 


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<   2016年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧

街角で

一昨年、毎日のように見かけた、両腕の無い子供。
錆びた薬缶を縫い付けられたホックにぶら下げてお金を目で訴えてたのが印象深い。

あの子はもう居ない。

どうなったかは概ね検討が付く。
手が無く、身寄りが無い子供がムンバイで生きて行くのは想像以上に過酷であろう。

ひとつ、言えるのは、苦しい中でもあの子は『瞬間瞬間』を生き抜いたのかなと。
他人の状況を正確に把握する事等無理なのは承知な上での憶測だが、少なくともそう思いたい。
あの子にはそうする以外に生きる術は無かった様に思える。

そのせいか瞳はとても綺麗だった。
哀しげだったが、曇っていなかった様に感じる。
あくまで僕個人の楽観視だが。。。

僕らは過去の遺産、またはお荷物、そして未来への希望または失望というこれまた別の荷物を背負って毎日を過ごしている様に思える。

僕らが正しいと思ってる事、間違っていると思っている事は、
個人、家族から始まり、その延長上の職場や社交現場を超えた歴史や文化という大きな流れの中で長い時を経て形成されて来たものであることは明瞭である。

テクノロジーが進歩するにつれ、
巨大な情報網の中で生きていると自分と向き合うのは至極困難な事の様に感じる。

自分にとって本当に必要な情報でさえも様々なフィルターを通され変形してやってくる。
そして、四方八方から色んなしがらみに揉まれながら生きることを余儀なくされるから。

音楽も過去の遺産を表面上の語法を真似ていては感動するものは召喚出来ない。
そこに真に感動するのはその語法を知る者のみか、流行に敏感な人達のみである。

だからといって歴史や言語から抽出出来る知識を無視してもいいと言っているわけでは無い。
何を経てそこに至ったかを知るのは『知識』として必要だがそれを真の『知性』に昇華出来るのは極めて一部の人間のみ。

自分はそこに憧れを感じる。

話は冒頭に戻るが、身寄りも無い子供が、
スラムのギャングの商売道具に両腕を切られ、
毎日路上で昼寝しながらお金を集めて人生を全うした。

目の前でそれを見ると、
自分の出す音に沢山の疑問が押し寄せて来るのと同時に、
ある種の覚悟を問われてる様な氣がする。

あの子と頻繁に遭遇したのは偶然とは思えないので。
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by koomuraa | 2016-02-18 15:01 | thoughts