大村亘 ドラマー/作曲家 


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ヨルダンで感じた優しいオリーブの花粉

只今中東は、ヨルダン、ヨルダンはアンマンという首都に居ます。

町並みは18の色からなる現地で取れる石のみで作られているところが多くペンキ塗装は施されていません。原色で爽やか、街の古い部分はそれこそ宮崎駿の『天空の城ラピュタ』に出てくる、パズーやシータが暮らしている街の風景を彷彿させる様な、少し幻想的な感じもします。

ヨルダンは中東の中では唯一平和を保っていて、パレスチナの難民を1950年代はじめから受け入れているとの事。アンマンは静かで平和ですが、200km程北に行けばシリアとの国境、とても不安定な治安と難民キャンプが敷き詰められ、紛争の生存者、家族と生き別れたり、拷問に遭ったり等、心を痛めた老若男女で溢れていると現地の人の話を聞くと、なんとも言えない感覚に陥りました。

それでも、この街の人々は優しく、シリア、パレスチナ、イラク等の移民、難民を受け入れ、保護し、人権活動家からなる組織も多く、中東に平和という希望を照らす貢献に携わって来たと言っても過言ではないでしょう。

そんなアンマン市のジャズフェスティバルは今年で3度目。運営スタッフはボランティアも多く、皆快く身の回りの世話をしてくれています。
今回僕が参加している徳田雄一郎RALYZZDIGの演奏初日はお客さんこそ決して多くなかったですが、大盛り上がりでSO(スタンディングオベーション)も頂きました。

打ち上げでスタッフの一人とこの国の色々について話していたら驚きの事実ばかり。

まず、オリーブの花粉症がある!
『こちらに到着して鼻がむずむずしてるんだ〜』
と何の気なしにスタッフの方に話していたら、
『あ、きっとオリーブね、今わんさか飛んでるから。私も酷いの。。薬飲んでるわ、要る?』
なるほど。。。オリーブの木の花粉があるとは。
でも、オリーブ食べても大丈夫、オリーブオイルを大量に接種しても大丈夫。(ちなみにオリーブはヨルダンの農産業の大部分を占めています。)

そして車にかかる関税が600%という異常な高さ!
例えば新車で100万円する車がヨルダン国境を通ると600万円になっちゃうのです。
驚きです。
そして石油もリッター250円以上。
車社会なので車は必須。皆車を保有してるのでお金持ちが多いのかなと思いきや。。。
で、気になる平均初任給の給料は?と聞くと400JD(ヨルダンディナール)およそ6万円位。。
どうやってやりくりしてるのでしょう?

なんてタフな生活環境。。。

『そう!タフなの!けど、ヨルダン人はそれでも頑張る。国王様が良い人だからきっと良い方向に変わる筈。とても謙虚で気さくな人なの!運が良い日はその辺を運転してると、ガードマン無しで運転してる国王様に遭遇する事もあるくらい。それだけこの国は中東では稀な平和な場所なの。』

安すぎる給料、高すぎる物価。そして開いて行く貧富の差。近隣国の富豪の移民、中流階級が消えつつあり、貧困層が増えて行く懸念も抱えながらも、ヨルダンの地元の人は笑顔で優しい人たちが多いです。

コンサートのあと地元のミュージシャンが、
『僕は長年のジャズファンで、演奏家でもある。世界中よく旅をしていて、ニューヨークからヨーロッパ全土で色んなジャズを聴いて来たけど、君たちは本当に素晴らしい!最高だ!』
と何度も握手をされました。

日本も今増税、政治の舵取り、生活環境の悪化の懸念等、考えさせられる事も多い昨今です。
しかし中東紛争の主要関連国、イスラエル、イラク、パレスチナ、シリアなど、ドンパチやり合ってる国に囲まれる中、堅実に平和を保ち、難民を受け入れるヨルダンの人々に大きな勇気を頂きました。
そして、遠い東の国、日本からはるばる来た僕たちの奏でる音が少しでも、そんな現地の人たちの心に響いた事は、どんなものにも代え難い貴重な経験であり、僕の音楽人生で忘れられない一コマになることは確かです。

以下の写真は超美味な中東料理三種の神器、オリーブ、ケバブ、フムス。
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by koomuraa | 2014-05-11 08:35 | tRaVeLs