大村亘 ドラマー/作曲家 


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僕がインドに来た理由

e0210611_12471234.jpg

インドの偉大なタブラ奏者、アララカの言葉。(写真右)

And in your quest to be different, you will expand.
『違う冒険をすることで、あなたは拡張していくことでしょう。』

そして、この写真を拡張。

e0210611_12534451.jpg

これくらい音楽に入り込まなければ。良い顔してますね^^

とある著名なミュージシャンが生前の彼を、
Alla Rakha is the Einstein, the Picasso; he is the highest form of rhythmic development on this planet.
『アララカはリズムのアインシュタイン、そしてピカソ、この地球で最も進化したリズムの化身。』
と表現してた様です。

僕の音楽人生のある時期に、何を聴いても面白くなく、感動・感化されにくくなった事がありました。その時期に彼の演奏録音を聴いてとても勇気づけられたものです。

インドでこの人の意思を受け継いでいる人を探してみよう。
というのが、僕のインドへの旅の始まりでした。
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by koomuraa | 2014-02-28 13:08

ムンバイのとあるレストランでテイクアウトをオーダーした時の出来事

今日はいつもご贔屓にしている食堂とは別のレストランに入りました。

更に、いつもはその場で食べるのですが、今日は持ち帰ってゆっくり食べようと思い、テイクアウトをする事に。

さくっとメニューを見渡したら、
本日のスペシャル!
中華風鶏肉炒めとライス。

普段マサラとコリアンダ、クミンとマスタードシード等が効いたカレー風味のものばかりだったので、たまには中華風も良いなと思い迷わずオーダー。

レストランは三階建てで僕は二階の客間に通され、そこで待っててと言われる。
何故わざわざ二階なのかは謎だったが、そこは鏡ばりで(インドではその場所を大きく見せようと鏡ばりにしているところを見かけたりする。)冷房も効いてたので居心地も良さそうだった。
『サービス良さそうだ』と心の中で呟き、空腹の最後のひとときを楽しむ事に。

たまたまその客間には僕と、オーダーを取ってくれたウェイターしか居なかった。
客席は10程あったが全て空席。
そして、新しめのワイドスクリーンのテレビモニターが有り、衛生放送らしき機能も付いていて、最新の映画が映し出されていた。

ウェイターのお兄ちゃんはどうやらそれに夢中な様子で、チャンネルをばんばん変えて行く。

この映画にしようか、これも良いな、あれも良かったな、いや、やっぱこれかな、いや、やっぱさっきのだな、いや、待てよ、その二つ前のも良かったな、いや、やっぱ最初のだろう、、ん?これは何だ面白そうだ、いや、さっきのどうなってたっけな。。。いや、やっぱこれだ。

と落ち着いたのは。。。ハリウッドか定かではないが、ヒンディー語に吹き替えられたアメリカのスリラー・アドベンチャーもの。

話の筋は以下のような感じ、
ジャングルの湿地帯で何者かに(おそらく巨大な蛇かワニか何か)襲われ、移動中のボートをひっくり返された挙げ句、仲間の一人は食われ残った3人は樹に避難。
どうしよう、どうしよう。。。と慌てふためいてる様子。

そのあまりに安い筋書きに僕は少しほくそ笑んでたが、ヒンディー語吹き替えなので良い勉強だと思い見入る事に。

そして、見入ってるのは僕だけでない事に気付く。
鏡越しにウェイターお兄ちゃんがテレビのリモコンをいじり始め、音量をMAXまで上げて行く。
こういうスリラーアドベンチャーは観客の集中力を引きつける為に中々怪物を登場させない。
少なくとも序盤から中盤にかけては緊張感を張りつめさせるのがこの手の映画の常套句だ。

そのからくりにまんまとはまったような様子で弱冠口を開け、生唾を飲み込みながら見入るウェイターのお兄ちゃん。

映画と時間は進むにつれ僕の空腹度も増してくる。。。
朝食は午前8時半で今は午後の3時半。
時間は10分20分と経過して行く。。。
いっこうに注文したものは出てこない。

二人で映画に見入る間、お店の内線らしき電話がリンリン鳴る。
ウェイター取る気配が無い。
おかしいな。。。別の電話なのか。。と思いながらウェイターを鏡越しに眺めると、その眼差しはテレビのスクリーンに釘付けである。
2分程して、また先程の電話と同じ内線らしきものが鳴り始める。。。
またしても電話の存在を完全に否定しているかのようにウェイターのお兄ちゃんは映画に釘付け。

この間、映画の話の筋に進展は殆ど無い。。。

1分くらいして更に電話が鳴るがすぐに切れ、別の着信音が鳴る。。。
ウェイターを見つめるとポケットをゴソゴソし始め、携帯電話を取り出す、一瞬見つめるが取らない。。。
そして、視線はまた映画に。

この人完全に仕事を放棄してる。

と、憶測したが、いやそんな失礼なことを憶測で決めて人を判断してはいけない。。と反省の念を心の中で唱えた矢先。。。。

一階から別のウェイターがどたどたと階段を上がって来て、
『お前呼んでるだろ、オーダーもう出来てるから取りに来いよ!』
と言われはじめる。

僕の憶測、図星だった。

渋々ウェイターのお兄ちゃんは部屋を後に一階に僕のオーダーを取りにいく間際も、ドアから顔が出て行くギリギリ迄スクリーンを見ながら足早に階段を降りて行き、テイクアウト用の紙袋を持って戻って来た。
ニコニコして僕にオーダーを渡してくれるも、眼差しははまたテレビスクリーンに早々に戻って行った。

レストランを出て、部屋に戻り、そのオーダーしたものを食べ始めたらとても美味しかったが、
中華風鶏肉炒めはコリアンダとマサラがとても効いており、俗にいうカレー風味であった。

量は盛り沢山で大満足な昼食でした。

この話をインド在住20年のアメリカ人のおっちゃんに話したら、
『日本の完璧なサービス精神とは対称的な、インド式のサービス精神を見れたね。がはははは』
と笑われ、満腹感と文化比較を楽しめた日曜の午後のひとときでした。

写真は昼食後近所のインド人の子供たちとパーカッションで遊んでるところ。
e0210611_0253765.jpg

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by koomuraa | 2014-02-10 00:25